自分のバンドに感動したよ。
チープ・スリル最高。
今日は、ジャニスがモンタレーでやった「ボール・アンド・チェーン」を何が何でもやりたかった。
モンタレー・ポップ・フェスティバルが開催された1967年、当時まだ無名のジャニスが地元出身バンドという特別枠でモンタレー・ポップ・フェスティバルに出演し、少ない出番の一番最後に命を削るように歌った「ボール・アンド・チェーン」。
その圧倒的なパフォーマンスは翌週のタイム誌の表紙を飾り、ジャニス・ジョップリンという女性初のロックボーカリストはこの曲で初めてアメリカ中に名前をしらしめた。
俺たちチープ・スリルはイベント当日もスタジオに入って9分間の「ボール・アンド・チェーン」のためにリハーサルを重ねた。
リハーサルの最中に、今日のステージは「ボール・アンド・チェーン」に集中するために、前回ステージではヤマ場に持ってきて好評だった「ミー・アンド・ボビー・マギー」を外して、代わりにやり慣れた「トライ」をセットリストに入れることした。
ばんど屋5周年記念イベント・エリック兄さんプレゼンツ「ばんど屋モンタレー・ポップ・フェスティバル」は予定時間を少し押して、21時20分くらいから始まった。
ジミヘン・フー・ジャニスそれぞれのカバーバンドが出演するこのイベントはまずはジャニスのカバーバンド“チープ・スリル”の演奏で幕を開けた。
「ベンツが欲しい」から始まったステージは「ジャニスの祈り」「サマータイム」などのヒット曲を中心に演奏していった。
その後のMCの時にお客から「トライをやってくれ」と声がかかり「セットリスト変えてよかった。」とか思ったりした。
今日のステージはボーカルがノリまくって、いつも以上のパフォーマンスでお客を圧倒した。身内の事を言うのもなんだけど本当に客を圧倒していた。それにつられて他のメンバーも興奮してた。
ジャニスと同じ様に一番最後に「ボール・アンド・チェーン」をやった。
演奏している時は「こんな事もあるんだなぁ。」と思って演奏していた。
言葉では言い表せはしないけど、バンドのメンバーのテンションが最高に上がって、上がったまんまになっちゃってる状態で演奏が進んでいくような感じ。
一緒に演奏しているメンバーに「スゲェ!スゲェ!」とか思いながら演奏した。
お客を見ると、ソロを取ってるギターリストを感嘆の表情で見ていて、それを見てオレは「当然だよなぁ。」とか思った。
「ボール・アンド・チェーン」をやり終えた時には「うわぁ、スゴイことやっちゃった。」と思った。
オレたちってスゲェと思った。
小さな店の小さなステージでお客さんも25人くらいしかいなかったけど最高の演奏が出来てよかった。
もう、どこでやっても恥ずかしくないと思った。
むしろ、もっと大きいところでやっていかないといけないと思った。
で、次のライブは5月30日(月)赤坂グラフティです。
ワンマンのライブですが、客席数は100席以上です。
でかいです。チケット欲しい人言って下さい。2000円です。
チケットぴあでも買えます。Pコード199-933です。